やんなきゃいけないことは好きになればいいんですよ

2021年11月9日(火)ある日のハイキングを語る
aizonoyoshiko 2021.11.10
誰でも

おはようございます。今朝は冷え込みましたが、太陽が上がってくるにつれて、だんだんと気温があがって、今が秋なのかどうかわからなくなるLAです。今年は日本は秋がなくて冬が来たと聞きますが、どんな心地なのでしょう。

先日、友人と話していたところ、年長のときに「飢える経験をしたらトマトが食べられるようになった」という話を聞きました。飢えることは、この時代生きていてなかなかないわけですが、こんな話も聞きました。「自分は夜の8時から次の日の昼12時までは何も食べない時間にしてる、1日のうちにで細かくファスティングの時間をとる」なるほど、人は飢える=お腹がすく時間(期間)があると見えないことが見えるようになったり、体がすっきりするものらしい。

で、私にとってそれは何かというと、歩くことです。山を歩きます。

日焼け止めをしないことはこの地では致命的なのに、その日に限って日焼け止めを塗り忘れたまま車に乗り、降りる時に、それがカバンに入っていることを確認しました。目的の山道の入り口まで歩きながら、塗り忘れがないように塗りました。ハイキング仲間の話にちょうどいいところで相槌をうちながら、決して意識が日焼け止め塗りにいきすぎないように注意しながら。

入り口はいつもわかりにくいです。

「先週登ったんだからここなんじゃない?」「そうかなぁ」

ふたりの意見は合わないまま、登り始めたらなんか違う。少し登ってすぐに下山しました。あっちに行ってみよう。

二人はまた歩き出しました。だあれも歩いている人はいません。こんなにお日様はさんさんと照り輝いているというのに。

次に別の入り口を見つけました。そこのような気がしました。道なき道、というよりもうっすら道がある感じ。登り始めました。前回の反省を生かして今日は車でテニスシューズに履き替えました。それが奏功し、今回はすべりにくい。ここはなかなかの傾斜です。

家のこと。車のこと。仕事のこと。子供のこと。進路のこと。親のこと。とりとめもないけれど、カフェで向き合って話すのとは違う時間の流れがここにはあります。体重のかけ方を間違わないようにしながら、山を登りながら、それぞれの話をぽつりぽつりと話します。目の前には茶色の土だけど、耳は背後にある友人の声に集中させて。

やっと視界が広がる。いえ、うしろを振り向けばそこに視界は拡がっていたのですが、登っていたからちゃんとは見てなかった。

でもわかってる。そこは頂上じゃない。頂上はもっと上だ。

登りながら思いました。やらなきゃいけないことは好きになればいいって。無理してでも好きになればいいって。きっと好きになれるって。

好きになったら何か見えるだろうって。

あなたの1日がきらり輝くものとなりますように。私もやるべきことを淡々とやります。お互いにがんばりましょう。

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