賞がほしけりゃ追えばいい①

2021年10月22日(金)の出来事、わたしは自転車で走った。風が通り過ぎていく。
aizonoyoshiko 2021.10.23
誰でも

こんばんは。夕方になると、とたんに冷たい風が吹きます。昼間に開けていた窓も、そろそろ閉めようか、となります。この季節は気持ちいいけれど、寂しさもあるよね。皆さんが秋は好きですか。

今日2本目のレター(配信)になるのですが、一人も読んでいませんでした(自分をのぞいて)。すがすがしいくらいでした。子供に「配信希望する?」と半ば誘ってみたら、んっと首をすくめられました。あはは(笑)。

さて、この配信がどこまで伸びるのか、とても興味深く思っています。これは壮大な実験ですね。

ところで私は仕事のほかに挑戦していることがあります。それは文学賞への応募で、真剣にやり始めてからは2年になります。今日は講談社の第65回群像新人文学賞に郵送してきました。

この賞は少し変わっていて、10月15日までに出すならWEB応募OK、10月31日消印有効なら郵送OKというルールになっています。だいたいは、WEBと郵送は同日締切であることが多いので、たいへんに珍しい建て付けとなっています。去年は出せませんでした。ですから今回は初めての挑戦になります。群像という名は聞いたことはあれど、これが、講談社が主催している賞だということは今回改めて学び、記憶しました。

私は1年のうちのほとんどをアメリカに住んで暮らしています。

つまり毎回アメリカから日本に郵送ということが起きるんですね。これがなかなか厄介なんです。10月31日当日消印有効(郵送)を私は10月22日(金)にロサンゼルスから出しました。しかし、かかる日数は2週間以上といわれ、2週間であれば11月5日に到着、それ以上となればさらに時間がかかるという風になっています。毎回私が心配するのは、「無事に第65回の群像新人文学賞にエントリーされたのか」ということです。これはけっこうこわい事象で、出版社によっては消印有効でも、締切日10日を過ぎたら受け付けない、としているところもあるんですよね(私はそういう目に遭ったことがあるのです、わりと最近)。一次選考を通過すれば無事にエントリーされたことが明白になるのですが、一次選考通過に名前がなかった場合、落ちたのか、そもそもエントリーされなかったのか、それさえわからないという状況になる。ではエントリーされなかった原稿はどうなるかというと、次回の、来年の同じ文学賞にまわされるんです。書き手はそうとも知らずに。

こわすぎませんか?

というわけで、私は毎回とても心配するし、送ったあと、本当に大丈夫かな、と懸念事項としてあり続ける。

今回も果たしてどうなるか、とても心配。

郵便局には「ビジネスデイ7日以内に到着」というコースもあるんですけど、ゆうに郵送料に6000円がかかり、うーん、どうなるかわからないものに毎回払うのか?となる。読んで捨てられるかもしれない原稿に、毎回7000円近くをかけてきたんですけど(この1年)、心とお財布が削られるんですよね。というわけで、今回はいさぎよく普通郵便で。少しだけ早めに出せたことだし、よしとしよう。どうか届いて。無事に受け取ってください。群像さま!!

追記「タイトル:賞が欲しけりゃ追うがいい」は、次回何かに出したことを書くときには②というふうに続いていくものとし、今回は①としました。よろしくお願いします。

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