娘を泣かせてしまった話

2021年10月28日(木)の日記。めったに泣かない子供を泣かせてしまいました。
aizonoyoshiko 2021.10.29
誰でも

こんにちは。おはようございます。こんばんは。

これを読んでいるあなたの時間は何時頃でしょうか。LAは昼12時半すぎです。

明日は金曜日で学校のハロウィンパーティーがある日で、コスチュームとハロウィンバッグを準備しなきゃならないな、とほくほくした気持ちとめんどくさい気持ちのない交ぜです。

先日会った友人は「栗花落カナヲ(鬼滅の刃の登場人物)の衣装をAmazonで頼んでいたのにまだ届かない。かくなる上は作らないといけないかもしれん」と半泣きで、そりゃ大ごとだ!と思いました。私は裁縫はあまり好きじゃないので、私なら発狂するに違いない(笑)

とはいえ、コスチュームを着て仮装を楽しむのも、もうあと少しですから(まもなく大人になる)それの「ごっこ遊び」につきあい、思い出作りに加担できる絶好の機会と思えば、やっぱり思いっきりやったほうがきっと楽しいよね。

ちなみにうちの子は、禰󠄀豆子(鬼滅の刃のヒロイン)とコウモリになるらしく、なるほど個性が出てますね。

昨夜のことでした。上の子が夜の12時をまわってもまだ今日の分の宿題が終わってないといい、ダイニングテーブルで頑張ってやっていました。この子はやると決めたことはやらないと気が済まないたちで、補習校の「水曜日分」としての宿題の残りをやっていたんですね。私は下の子を寝かせるため、上の階にあがろうとしていました。そんなとき、こう言われたんです。

「よく子供より先に上にあがれるね」

だいぶカチンときました。待っててあげられるならそうできたらいいけど、こちらには下の子の世話もあるし、仕事もあるし、明日の弁当の準備もあるし、皿洗いもあるし、ともかくやることは泉の如くあるので、あなたのためだけにスケジューリングできるはずはないし、それを期待されても困る。もしもここにいたのが父親だったら、あなた同じことを言った? 言わないでしょう? 母親だから言ったんでしょう?あなたのなかに「母親は子供のために尽くしてくれる人」という思い込みがあるからでしょう? 

私はそういう思い込みは好きじゃなく、打ち破りたい困った性格なので、自分の気持ちを少なめの言葉にして、そこを立ち去りました。

寝室に入ってきたとき、話し合いたいと思って、もう一度ひとつずつ私の気持ちを言葉にしました。①私はそもそも自分の人生を生きていて、あなたはそこの登場人物である。②あなたはあなたの人生において主人公だろうけど、あなたの周りの人があなたを支えるために全部が全部動いているわけじゃない。それぞれの事情がある。③私は母親だけをやっているわけじゃない。ほかに達成しなければならないこともありながら生活している(例えば仕事)自分のために動いてほしいというのはあなたの希望で、私はそれを欲していない。④いい母親像を押し付けないでくれ。私はいい母親になんてなりたくない。⑤帰宅後、私も気絶して床で寝てて、あなたも疲れてソファで寝ていたけど、私は起きて晩御飯を作った。あなたは寝続けた。あのとき起きて宿題に取り組んでいればこんな状況にならなかったのでは? ⑥いつかあなたが母親になったとき、私以上にやれる母親になれるんでしょうね? だからその期待を口にできるんでしょうね? やってみれば。本当はカフェテリアでごはんを食べられるのに口に合わないからといって毎日弁当を作ったり、あなたにフィットする習い事を探したり、わからないところがあったら一緒に宿題に取り組んだり、まる付けしたり、必要な本を常に気にして買ったり、そういうこと以上のことをあなたはできるから、そう言ってるんでしょうね。

みたいなことを言いました。娘は歯磨きにたち、その後、泣いていました。久しぶりに泣かせてしまった。非常に反省しました。本音をいわずに母親やるのがいいのか、本音をいって母親やるのがいいか、どっちがいいかを考えたとき、私は本音をいう母親になりたいのです、ということを確認した夜でもありました。

あの子が泣くと私は動揺する。傷つけたことは謝りました。

ごめんね。あーあ。罪悪感の嵐です。

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