賞が欲しけりゃ追うがいい②

2021年10月26日朝、壁掛け時計が壊れたのです。
aizonoyoshiko 2021.10.27
誰でも

PV数を見ていると、「賞を欲しけりゃ追うがいい①」がもっとも高く(といっても過去3投稿のなかで見たところ、ですが)、なるほどそっちが需要あるのかしら、と思って今回もそれにまつわるお話を書きつつ、昨今わたしを困らせている出来事に関しても書こうと思いました。

おはようございます。

昨日は一日中雨がしとしと降っていたのに、今朝は晴れました。秋も深まっている最近は、非常に朝晩は冷え込むのだけど、やはり日中はぐぐっと気温が上がっていくのでしょうね。それを思わせる陽の光です。

「賞が欲しけりゃ追うがいい②」としては、秋から春にかけてはたくさんの締め切りがやってくる季節であり、たいへんに忙しいのですが、わたしは同じ志および趣味をもつ人をツイッター上でフォローするようにしています。これが実におもしろいんですね。みんな、社会生活やりながら、なんとかこなしているんだなぁと誇らしいような、同志を賞賛するような気持ちで眺めております。

考えてみれば、過程を楽しめるというのが人生の鍵なのではないでしょうか。

結果と過程なら、ざっと1対9くらいの割合ですしね。過程というのは、おもしろがればおもしろがるほどのめり込んで、登山のようにある瞬間には達成感があるものです。達成感を持つことは貴重なことなので、この人生(今世)できるだけ達成感を多く体験できる人生にしたいと切に願っております。

一昨日のことでしょうか、もっと前のことでしょうか、リビングの壁にでーんとかけているかけ時計が壊れました。この壊れ方というのが絶妙で、時間を刻んでいるにはいるのですが、その刻み方が間違っているというね。例えば夜の9時半が実際の時間なのに、時計は午後7時を指していたりする。最初は5分や10分程度の遅れだったのでしょうが、はたと気づいてばっと時計を見上げると、大きく違っている。この時計の時刻に惑わされないようにしなければならないと意識の一部を占領しながら生活するのは、しんどい。ともかく何かを覚え続けるということがしんどいのです。年かなぁ。

最初は電池だろうなぁと思って、すぐに入れ替えたのですが、数日たつとまた同じ間違い方をしているんですよね。こりゃだめだ。この時計、寿命なのかな(使ったのは3年くらいかな)、にしちゃあ3年って短いから、こういう運命だったのかなと眺めつつ、では一体次の時計をどこで入手しようかなぁということでした。まちがった時刻を刻み続ける時計に耐えられなかったので(朝の超忙しいときにその誤った時間で動いていたりすると悲劇が起きたりしました涙)、そうそうに取り外し、ゴミ箱へと行ってもらいました。時計さんごめんなさい。見た目は全然美しいのに、忍びない。

そんなわけで、それ以降、我が家のリビングの壁は、でーんと何もない状態が続いています。それなのに、時間を確認するたび、その無を確認している自分がいる。どうしたことか。習性というものはおそろしいっすね。

それでこれじゃあ埒が明かんと思って、Amazonでとある時計を購入しました。家族の意見も聞いて判断して、私たちは新しい時計が我が家にやってくるのを心待ちにしていました。ところが、です。それをアマゾンハブ(アマゾンのロッカーみたいなもの)から持ってきてくれた家人が「なんか変な音がする」というのです。聞けば、確かにかしゃかしゃと音がする。なぜ音がするんだ・・・壊れているのか・・・。

と思ったら予想は的中して、時計のガラスがすべてばりばりに割れた状態で届きました。梱包はされていたけど、これじゃあだめだね。それこそ木っ端微塵という壊滅状態でした。どこまでいけば、ここまで割れることができるのだろうね。一部が壊れているんじゃないよ、全部壊れてるんだよ。

アマゾンの返品は簡単だ、と世の人はいいますけど、わざわざ買ったものを、ネットで何がおかしいかをチェックし、コメントを書き、どこに返品するかを指定して、そのQRコードをダウンロードする、そして返品の品を返品すべき場所まで持参する、ということのすべてがめんどうくさいわけです。時間もかかるし、エネルギーもかかる。

以前、こんなことがありました。頼んでいた歯磨き粉が届かず(アマゾンハブのボックス開けたら空だったの)、しかし返品前提のリファンド(返金)しか押すべきボタンはなく、どうやってこれを伝えようかと思ったんだけど、泣く泣く「商品を返品するから返金してほしい」ボタンを押して(それしか近いのがなかった)、結局商品が返ってきてないから(そりゃそうだよね、だって手元にないんだもん)さらに金が取られる、ということがありました。アマゾンからしてみたら、もう一度同じ商品を送ったのに、もともとの商品が返品されていないから返金もできないってことなんでしょうけど、その商品自体が届いてないんだよ、という話を伝えるべき場所はなかったんだよね。

カスタマーセンターを探せど探せど、そこにメールを送ろうと、対応はしてもらえず。なんというか、ニッチな場所に入り込んでしまった人間の行き着く場所はないのだなと思いました。結句、泣き寝入りしました。涙涙涙。

そんなわけで、何がいいたいかというと、返品というのは簡単そうにみえて案外そうでもないよ、ということを言いたい。わたしはできれば返品なんかしたくない。選んだ時間もかけてるし、待ってた時間もあるし、それが一切合切ないのなら、最初から買わなきゃよかったという話ですしね。返品文化はたしかにありがたいけど、よくよく考えてみると、返品される前提で買うというのはけっこう重労働でもあるのだった。

そこで立ち返って時計の話なのですが、この広いアメリカで、ではどこに行ったら素敵な時計が見つかるのか、というとそれがわからないんですね。お友達に聞いたりしているけど、結局はネットがはやい感じ。でもこうして壊れた形跡がまだ色濃く心に残っている今は、次もネットで買おうという気にはならないんだよなぁ。イケアですか?イケアなの?素敵な商品を探すというのは骨が折れますね。だってそもそも必要なんだから待てないんだもの。時計がない生活って不便ですよ。手元にスマホはあってもやっぱり不便ですよ。

皆さんは素敵な商品を手に入れるためにどれくらいの労力をかけながら日常を過ごしてらっしゃいますか。私はあまりかけたくないのだ。。。

賞の話でいうと、今月はあと一週間で終わりますけど、あと3つ出そうと思っています。枯渇したタンクの水からどうにかこうにか捻り出してあと3作。途中でつまらないと思っても引き返せない。物語を帰結させるということが大事です。なんかボディービルダーに似ているなぁなんて思う。完全に自分との戦い。あなたは自分と戦っていることはありますか。あなたのお話聞かせてください。

読者がある程度集まったら、ZOOMでお話会など開きたいと思っています。手元にコーヒーを用意して、皆さんの日常の話を聞きたいです。今日も1日がんばりましょう。どうかお元気で。無事故で。

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